研究内容
research content

研究目的

認知機能低下予防には、有酸素運動と認知課題を同時に行うデュアルタスク運動が効果的とされており、ゴルフは、その要素が組み込まれたスポーツであると考えられています。一方、日本では、現在4,000を超えるゴルフ場や練習場があり、これらのゴルフ場や練習場が認知症予防のインフラ的機能を兼ねた施設となり、ゴルフ場スタッフも高齢者の健康を支える人材となることができれば、認知機能低下予防の観点から、広く社会に貢献できるものと考えます。本研究では、科学的なエビデンスに基づき、認知症予防の観点から、ゴルフの効果を検証することを目的とします。

研究内容

運動による介入前後の認知機能、運動機能、QOL(Quality of life 生活の質)などを測定し、介入前の数値と介入終了時の6か月後に実施する数値の比較により、高齢者の認知症予防におけるゴルフの効果を明らかにします。対象者は習慣的にゴルフを実施しない高齢者126名(目標)とし、ランダムにゴルフを開始する介入群とゴルフをしないコントロール群とに割り付けた介入研究を実施します。対象者の適格基準は65歳以上の高齢者で、週1回の運動に参加できること、検査実施場所が杏林大学と東京大学のため、そこまで検査を受けに来られることを条件として募集を行います。
また、健康上問題のある高齢者は対象外とします。

共同研究
実施構成

医療側

  • 国立長寿医療研究センター
    老年学社会科学研究センター 予防老年学研究部
  • 東京大学 医学部・老年科
  • 杏林大学 医学部・高齢医学科

ゴルフ側(ウィズ・エイジングゴルフ協議会)

  • 一般社団法人 関東ゴルフ連盟
  • 日本ゴルフ場支配人会連合会
  • 特定非営利活動法人 日本芝草研究開発機構
  • 公益社団法人 日本プロゴルフ協会
  • 公益財団法人 日本ゴルフ協会(後援)
  • 一般社団法人 日本ゴルフ用品協会(後援)
  • 公益社団法人 全日本ゴルフ練習場連盟(後援)

研究概要

  1. 対象年齢:65歳以上・年齢比率・男女比率の制約なし
  2. 研究協力者(被験者)の主な条件
    1. ゴルフコースで乗用カートを使用せずに歩ける方
    2. 認知症、軽度認知症、認知症の疑いがあると医師から言われた方、1型糖尿病、神経変性疾患等と診断されている方、その他、主治医の判断で研究への参加が不適とされた方、神経性疾患や精神疾患を合併されている方は対象外とします。
    3. 非社会的集団および暴力団員、またはそれらと関係を有する者、また、研究会場の利用約款や諸規則を順守しない方は対象外とします。
  3. 研究協力者(被験者)の数と割り付け
    1. 習慣的にゴルフをしていない方126名(目標)

    ※内ゴルフ開始群50%、ゴルフしない群50%

  4. 会場:日高カントリークラブ